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当館の日常や音楽についてのよもやま話

毎年恒例のイベント 「レコードで精霊流し」今年も実施します

長崎市では毎年8月15日のよる 大きな精霊船を引いて爆竹だ賑やかに過去1年に亡くなった人の霊をおくる「精霊流し」が行われます
グレープの歌でも知られている行事です。 これは長崎市以外の地域でも行われている お盆恒例の行事ではありますが、中国文化の影響が強い長崎市は、同じ長崎県内でも例をみない「派手さと賑やかさ」です。
特に近年は、海や河川への環境配慮=ゴミが問題でその規模が縮小してゆくところがふえて、精霊流しそのものがなくなった地区がでてきました。

音浴博物館では、1年間になくなった アーティストの方の作品を流し(演奏)て 故人の偉業を偲ぶ「レコードで精霊流し」を毎年行っています
今年は、2018年8月から2019年の7月の間になくなったアーティストを偲びます。
昨年の精霊流しの翌日8月16日には、アメリカの超大物シンガー アレサ・フランクリンさんの訃報が入ってきました。その後も国内外の音楽・芸術の偉人たちの悲しい旅立が報道されて来ました。
先週、ボザノヴァの祖・神様 ジョアン・ジルベルトの訃報が、そして9日の夕方には ジャニー喜多川氏の永眠の知らせが伝えられました。

誰もがいつかは、永遠の別れをむかえます。 
レコードは故人の偉業を声や音という文化表現で私達に残してくれています。
お盆のわずか1時間ですが、その面影や思い出をしのびませんか。
2019年8月11日(日)午後2時から
#ジャニー喜多川