1877年12月6日、エジソンがレコードを発明した日とされる日です。
錫箔を貼った円筒形の媒体に空気の振動を受け止めた振動板の揺れを 凹凸の傷として記録することに成功しました。
写真は、1903年製の「エジソン・スタンダード・フォノグラフ」（トーキングマシン）。
音浴博物館に初めてご来館頂いた皆さんには実際にこの音を聞いていただいいています。
「音は空気の振動」であることを体験いただくためです。
音浴＝音を浴びる 初代館長の造語。 「SPレコードの音をラッパで増幅し空気の振動を体全体で浴びる」アナログ・レコード本来の姿で体験する施設を表現した言葉です。
エジソンが発明してから今年で141年。残念ながら筒型のエジソン式レコードは、後発のベルリナー式円盤型レコードに破れ消えてしまいましたが、空気の振動を 物理的な傷として記録する方法は、今 宇宙の彼方で地球外生命体に送られるメッセージを記録したゴールデンレコードにも採用されています。
（ゴールデンレコードは、ジミーカータ元大統領の声で収録されています。）
